みなさん、こんにちは。Akiです。
インドに赴任してから、もうすぐ2か月になります。
生活にも少しずつ慣れてきましたが、仕事については今でも毎日のように新しい経験があります。
同じ会社で働いていて、同じように店舗のマネジメントに関わっている。
それでも日本にいた頃と現在では、仕事の進め方がかなり違うと感じています。
日本では、すでにある仕組みの中で、それをきちんと実行していくことが大切でした。
一方、現在はその仕組み自体を自分たちで作っていく立場になっています。
部下への指示の出し方も変わりました。
日本では相手に考えてもらうことが多かったのですが、今は自分で考えて、具体的に伝えて、実行してもらうことが増えています。
そして、やはり一番大きいのが英語です(笑)。
売り場で指示を出すことにはかなり慣れてきましたが、人材育成や数字について深く話そうとすると、まだ自分の英語力では思うように伝えられません。
今回は、日本で働いていた頃とインドで働く現在を比べて、仕事の仕方がどう変わったのかを書いてみたいと思います。
日本では7店舗を管轄。一番時間を使っていたのは「移動」
日本では、最後の方は7店舗を管轄していました。
今振り返ってみると、仕事の中でかなり時間を使っていたのが店舗間の移動です。
自宅から店舗へ移動したり、1日に複数の店舗を回ったり。
週に1〜2回ほどは、1日で150kmくらい車を運転することもありました。
当時はそれが普通だったので、そこまで気にしていませんでしたが、今考えるとかなりの時間を移動に使っていたと思います。
自分が店舗を動かしている感覚はあまりなかった
7店舗を管轄していたと書くと、自分が各店舗を動かしていたように見えるかもしれません。
ただ、自分自身はあまりそう思っていませんでした。
あくまで「店舗は店長のお店」という感覚が強かったです。
自分の役割は、店長が店舗を運営していくための補助役。
何か課題があった時も、こちらからすべて答えを出すのではなく、
「どうしたらいいと思う?」
と、店長自身に考えてもらうことが多かったです。
もちろん必要なところでは指示を出しますが、自分で考えて店舗を運営できるようになってもらうことも、自分の仕事の一つだと思っていました。
大変だったのは人間関係の仲裁
移動以外で大変だったことを考えると、人間関係の問題も多かったです。
複数の店舗を見ていると、どうしても人間関係のいざこざが起きることがあります。
その間に入って話を聞いたり、双方の考えを整理したり。
こういう仕事は数字には出ませんが、結構神経を使います(笑)。
一方で、日本で圧倒的に仕事がしやすかったのは、やはり言葉が通じることです。
相手がどう考えているのかを会話の中から感じ取ったり、細かいニュアンスを伝えたりすることを、特に意識せずにできていました。
インドに来てから、この「普通にコミュニケーションが取れる」ことのありがたさをかなり感じています。
日本では「仕組みを実行する」、インドでは「仕組みを作る」
日本とインドで一番大きく変わったと感じるのは、仕事における自分の役割です。
日本では、会社としての仕組みがかなり整っていました。
本部から方針や指示が出て、それを店舗で正しく実行していく。
もちろん自分で考えることもたくさんありますが、基本的にはすでにある仕組みから大きく逸れないように、店舗で実行していくことが重要でした。
一方、インドでは少し違います。
現在の自分の仕事は、既存の仕組みを実行するだけではなく、
「そもそも、どういう仕組みにするのか」
というところから考えることが増えました。
同じ店舗のマネジメントでも、日本とインドでは似ているようで少し違います。
自分から動かなければ、何も始まらない
日本では、本部機能から指示が来て、それを店舗へ落とし込んで実行するという流れがありました。
今は、その本部機能の一部を自分自身が担っているような感覚です。
「次はこれをやりましょう」
「この部分を改善しましょう」
と、自分から仕事を振り出さなければ何も始まりません。
赴任したばかりの頃は、これまでとの違いに少し戸惑いました。
待っていれば次の仕事が来るわけではないので、店舗を見たり、数字を確認したりしながら、
「今、何をやるべきなのか」
を自分で探していく必要があります。
ただ、これは大変な部分でもありますが、今の仕事の面白いところでもあります。
日本にいた頃よりも、自分で決められる範囲が広いからです。
自分で課題を見つけて、どうするかを考えて、周りに協力してもらいながら形にしていく。
まだ赴任して2か月ほどですが、こうした仕事の進め方は自分にとって新しく、刺激的だと感じています。
小さな組織だからこそ、見える仕事の範囲も広がった
もう一つ変わったのが、自分が把握する仕事の範囲です。
現在は日本にいた頃と比べて組織が小さいこともあり、自分が所属している部署以外の仕事を見る機会も増えました。
以前なら自分の担当業務を中心に考えていればよかったことでも、
「これは誰が担当しているんだろう」
「この仕事はどういう流れで店舗まで来ているんだろう」
と、周りの部署の動きまで見るようになっています。
初めて経験する業務も多く、分からないこともまだまだあります。
ただ、自分の担当だけを見るのではなく、会社や店舗がどう動いているのかを以前より広い範囲で見るようになったのは、インドへ来て変わったことの一つです。
インドでは指示の出し方も変わった
仕事の進め方だけでなく、メンバーへの指示の出し方もかなり変わりました。
日本で働いていた頃は、最初から細かく答えを伝えるよりも、相手に考えてもらうことを大切にしていました。
ある程度経験のある店長であれば、
「ここ、もうちょっといい感じにできない?」
くらいの伝え方でも、こちらの意図を汲み取って、
「こういうことかな?」
と考えながら進めてもらえることもありました(笑)。
もちろん全員に同じ伝え方をしていたわけではありませんが、普段のコミュニケーションの中で相手の力量や考え方が分かっていたので、どこまで任せるのかを判断しやすかったのだと思います。
今は自分で考えて、具体的に伝えることが増えた
インドに来てからは、このやり方を少し変えています。
現在一緒に働いているメンバーには、
何を変えたいのか
どうして変えたいのか
具体的に何をしてほしいのか
まで、できるだけ細かく伝えるようになりました。
曖昧な指示を出すと、相手もどう進めればいいのか分からず、そこで仕事が止まってしまうことがあるからです。
逆に、やってほしいことを明確に伝えると、協力的に動いてくれることも多いです。
そのため今は、
自分で考える → 具体的に伝える → 実行してもらう
という仕事の進め方が以前より増えました。
これは「日本とインドではこう違う」というより、自分が今一緒に働いているチームに合わせて、伝え方を変えているという感覚に近いです。
一番難しいのは「部下を育てること」
指示を出して仕事を進めることには、赴任当初と比べてかなり慣れてきました。
一方で、今でも難しいと感じているのが部下育成です。
日本では普段の会話を通して、
「この人はここまで理解しているな」
「ここはまだサポートが必要そうだな」
と、相手の力量をある程度判断できていました。
ところが今は、その判断をするためのコミュニケーション自体に英語という壁があります。
英語が得意ではない状態で実際に海外赴任して感じたことは、「海外赴任は英語が苦手でも大丈夫?インド赴任1か月で感じたリアル」でも詳しく書いています。
単純に、
「これをここに置いてください」
と指示するだけなら、以前よりかなりできるようになりました。
でも、人を育てるとなるとそれだけでは足りません。
なぜそうするのかを説明したり、相手がどう考えているのかを聞いたり、数字を見ながら改善点について話したり。
こうした一段深いコミュニケーションになると、まだ自分が伝えたいことを英語で十分に表現できないことがあります。
赴任直後は、**「英語で仕事の指示を出せるようになりたい」**と思っていました。
約2か月経った今は、売り場で指示を出すこと自体は当たり前になってきました。
その代わり、次は、
「英語で人を育成できるようになりたい」
というところが新しい課題になっています。
できることが増えたからこそ、今まで見えていなかった次の壁が見えてきた。
最近はそんな感覚です。
英語が話せないからこそ、自分から話しかける
インドで仕事をする上で、今でも一番苦戦しているのはやはり英語です。
特に電話や会議、専門的な内容になると、まだ理解できなかったり、自分が言いたいことをうまく伝えられなかったりすることがあります。
電話や会議で英語が聞き取れない時に実際にやっている対処法は、「海外赴任で英語が聞き取れない時どうする?インドで実際にやっている対処法」にまとめています。
ただ、英語が話せないからといって、現地のメンバーと距離を置いてしまうのは良くないと思っています。
仕事の話だけではなく、
「今日はどう?」
「昨日何してたの?」
くらいの雑談でもいいので、なるべく自分から話しかけるようにしています。
もちろん、うまく伝わらないこともあります(笑)。
それでも、話さなければ相手のことは分かりませんし、相手からしても自分がどんな人なのか分からないままです。
特に今後、仕事の指示だけではなく人材育成までしていくことを考えると、普段からコミュニケーションを取ることは必要だと思っています。
英語が上手くなってからコミュニケーションを取るのではなく、英語が上手くない今から、とにかく話す。
これはインドに来てから意識していることの一つです。
今の仕事ぶりは100点満点で「60点」
現在の自分の仕事ぶりを100点満点で評価するなら、60点くらいだと思います。
赴任直後と比べれば、できることはかなり増えました。
店舗で直接指示を出すことにも慣れてきましたし、自分から仕事を作って周りに依頼することも増えています。
ただ、日本で働いていた頃と同じパフォーマンスを出せているかと言われると、まだそこまではいっていません。
一番の理由は、やはり英語です。
頭の中では、
「ここをこうしたい」
「この数字なら、次はこうした方がいい」
「この人には、ここまでできるようになってほしい」
と考えられていても、それを英語で相手に100%伝えられるわけではありません。
最近は単純な指示ができないことよりも、自分の考えていることを十分に伝えきれないことの方がストレスになっています。
仕事への自信がなくなったわけではない
ただ、インドに来たことで仕事に対する自信をなくしたかというと、そこはあまり変わっていません。
できないことが増えたというより、
「日本では経験しなかった仕事をやっている」
という感覚の方が強いです。
仕組みを作ることも、他の部署の仕事を知ることも、英語で人を育てることも、自分にとっては新しい経験です。
まだ60点ですが、だからこそ今の仕事は刺激的でもあります。
「英語さえもっとできれば、もう少しできるのになー」
と思うことはかなりありますが(笑)。
それも含めて、今の自分にとっては新しい環境で仕事をする面白さなのかなと思っています。
仕事に対する考え方自体は、あまり変わっていない
インドへ赴任して、仕事の進め方や自分の役割はかなり変わりました。
ただ、仕事そのものに対する考え方は、意外と変わっていません。
自分にとって今は、
「仕事も人生の一部」
という感覚があります。
仕事だけが人生ではありませんが、だからといって仕事とプライベートを完全に切り離しているわけでもありません。
仕事だけでなく、海外赴任して平日や休日の過ごし方がどう変わったのかは、「海外赴任で生活はどう変わった?|日本とインドの平日・休日を比べてみた」でまとめています。
せっかく働くのであれば成果を出したいですし、自分が面白いと思える仕事もしたい。
これは日本にいた頃から変わっていません。
インドに来たから急に仕事への価値観が変わった、ということは今のところないです。
ただ、同じ会社で働いていても、環境が変わればここまで仕事の仕方が変わるというのは面白いなと思います。
この経験が将来どう活きるかは、まだ分からない
海外赴任の経験が、将来のキャリアにどう活きるのか。
赴任前はそんなことも考えていました。
そもそも30歳でインド赴任を受けた理由や、赴任後に感じていることは、「30歳でインド赴任を受けて良かった?赴任1か月の今思うこと」で詳しく書いています。
ただ、インドに来てまだ2か月ほど。
今の時点で、
「この経験が将来絶対に役立つ!」
と言えるほどの経験を積めたとは、まだ思っていません。
英語で仕事をすることも、仕組みを作ることも、これまでより広い範囲の仕事を見ることも、まだ始まったばかりです。
これから実際に成果を出して、もう少し長く働いた時に初めて、
「インド赴任でこれを身につけた」
と言えるようになるのかなと思っています。
なので今は、海外赴任という経験そのものに満足するのではなく、この環境で何をするかの方が大切だと思っています。
赴任前の自分に伝えるなら「思ったより楽しい。でも成果は出そう!」
赴任前の自分に、インドでの仕事について一言伝えるなら、
「思ったより楽しいけど、しっかりと成果を出す必要はある!」
です。
赴任前は、英語で仕事ができるのか、現地のメンバーとうまくコミュニケーションを取れるのか、不安もありました。
実際に来てみると、やはり英語は難しいです(笑)。
今でも日本にいた頃と同じパフォーマンスを出せているとは思っていません。
一方で、自分で考えて仕事を作ったり、これまで知らなかった業務を経験したり、自分で決められる範囲が広がったり。
思っていた以上に、今の仕事を楽しめています。
ただ、海外で働いているだけで何かを成し遂げたわけではありません。
せっかくインドで働く機会をもらったので、最終的には、
「インドに来て、これを変えた」
「この成果を残した」
と言えるものを作りたいと思っています。
まだ赴任して約2か月。
現在の自己評価は60点ですが、これから残りの40点をどこまで埋められるのか。
英語も仕事も、まだまだこれからです。
Aki


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