インドで日本のクレジットカードは使える?|ムンバイ駐在で2か月使って分かったこと

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みなさん、こんにちは。Akiです。

インド赴任が決まったとき、支払いについて少し心配していました。

インドではUPIというQRコード決済が広く使われていますが、赴任直後からすぐに使えるわけではありません。現地の銀行口座を開設するまでには時間がかかる可能性があり、実際に前任者からも「トラブルで銀行口座の開設に約3か月かかった」と聞いていました。

そのため私は、現地銀行口座やUPIが使えるようになるまでは、日本から持ってきたクレジットカードと現金で生活するつもりでインドへ来ました。

赴任直後は現地銀行口座もUPIも使えず、現金と日本のクレジットカードを中心に生活していました。インドでの支払い方法全体については、「インド赴任の支払い事情|UPIが使えない赴任直後は現金と日本のクレカで生活」で詳しくまとめています。

実際にムンバイで約2か月生活してみると、日本のクレジットカードは思っていた以上に使えます。

モールやカフェ、スーパー、ホテルなどでは普通に決済できることが多く、赴任直後の生活ではかなり助けられました。

一方で、オンライン決済になると事情は少し変わります。

日本発行のカードでは支払えないサービスがあったり、同じ日本のカードでも「Visaは通らなかったけどAmexなら通った」「AmexではエラーになったけどVisaなら通った」といったことも何度かありました。

この記事では、実際に日本から5枚のクレジットカードを持ってきて生活している私が、

  • 日本のクレジットカードはインドでどこまで使えるのか
  • 実店舗とオンライン決済の違い
  • Visa・Amexなどで感じた違い
  • 日本のカードが使えなかった場面
  • 現金やUPIが必要だった場面
  • 海外事務手数料について感じたこと
  • これからインド赴任するなら何枚持っていくか

を、実体験をもとに紹介します。

結論から言えば、インドでも日本のクレジットカードは意外と使えます。ただし、海外事務手数料と「日本のカードでは支払えない場面」には注意が必要です。

インドの実店舗では日本のクレジットカードは意外と使える

約2か月生活してみて感じるのは、ある程度規模のある店舗であれば、日本のクレジットカードはかなり普通に使えるということです。

私の場合、これまでに日本のカードで問題なく支払えているのは、

モール、スーパー、カフェ、ホテル、ある程度規模のあるレストランなど。

ムンバイに来る前は「インドでは日本のクレジットカードがあまり使えないのでは?」という不安もありましたが、実際には普段の買い物や食事で困ることはそれほど多くありませんでした。

特に赴任直後はまだ現地銀行口座もなく、UPIも使えなかったため、日本のクレジットカードが使えたことにはかなり助けられました。

一方で、ローカルな商店では事情が違います。

例えば、街中の小さなお店でチャイやタバコを買うときなどは、基本的に現金かUPIです。

インドではUPIが非常に普及しているため、小さな店でもQRコードは置いてあるのに、クレジットカードには対応していない、という場面があります。

そのため、「日本のクレジットカードだけ持っていれば完全に現金不要」というわけではありません。

少額の現金は、赴任直後でも持っておいた方が安心だと感じています。

同じ日本のカードでも「Visaはダメ、Amexなら使える」がある

インドで日本のクレジットカードを使っていて面白いと感じたのが、同じ日本発行のカードでも、カードブランドによって通ったり通らなかったりすることがある点です。

私は日本から5枚のクレジットカードを持ってきました。

  • アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
  • ANA SFC VISAゴールドカード
  • JAL CLUB EST VISAカード
  • au PAY カード(Mastercard)
  • 楽天カード(JCB)

この中で、現在一番使っているのはアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードです。

もともと日本でもメインカードとして使っていましたが、インドでもモールやレストラン、カフェ、ホテルなどで普通に使えることが多く、今のところ一番頼りになっています。

一方で、ANA SFC VISAゴールドカードが決済エラーになったことは何度かありました。

そのときに試しにAmexへ変えてみると、普通に決済できたことがあります。

「Visaの方が世界中で使いやすそう」というイメージを持っていましたが、少なくとも私がムンバイで生活している範囲では、Visaが通らずAmexなら通るということもありました。

ただし、逆のケースもあります。

インドの即時配送サービス「Blinkit」では、Amexで決済しようとするとエラーになりましたが、ANA SFC VISAゴールドカードに切り替えると支払えました。

つまり、

「このブランドを1枚持っていれば絶対大丈夫」という感じではありません。

実際に生活してみて、複数の国際ブランドを持っていることの安心感はかなり大きいと感じました。

私の場合、日本でメインに使っていたAmexとANA VISAの2枚があれば、今のところかなりの場面をカバーできています。

これから海外赴任する人であれば、同じブランドのカードを何枚も持つより、Visa+Amexなど、異なるブランドを複数枚持っていく方が安心だと思います。

オンライン決済は日本のクレジットカードが使えないことが多い

実店舗では想像していた以上に日本のクレジットカードが使えていますが、オンライン決済になると一気に使いづらくなると感じています。

例えば、私が普段使っているサービスでは、

UberやSwiggyでは日本発行のクレジットカードで決済できています。

Blinkitも先ほど書いた通り、Amexではエラーになりましたが、ANA VISAに変更すれば決済できました。

このあたりの日常的なサービスは、日本のカードだけでも何とか利用できています。

UberやSwiggy、Blinkitは赴任後ほぼ毎日のように使っています。ムンバイ生活で実際に使っているサービスについては、「インド生活で便利なアプリ7選|ムンバイ駐在員が実際に使っているサービス」でまとめています。

一方で困ったのが、

  • 自宅Wi-Fiの更新
  • FRROの住所変更手数料
  • 自宅の光熱費

などの支払いです。

これらは日本で発行されたインターナショナルカードでは決済できず、現地のカードやUPIが必要になる場面がありました。

特にFRROの住所変更は、支払いができないからといって後回しにするわけにもいきません。

FRROの手続きが進まないと、その後の銀行口座開設などにも影響するため、私の場合は同僚にUPIで支払ってもらい、その分を現金で渡しました。

赴任前は、

「日本のクレジットカードと現金があれば、銀行口座ができるまで何とかなるだろう」

と思っていました。

実際、日常生活だけであればかなり何とかなります。

ただし、行政手続きや公共料金など、生活の基盤に関わる支払いほど日本のカードが使えないことがあるというのは、実際に住んでみて初めて分かりました。

そのため現在も、日本のクレジットカードで支払えないものについては、一部を保留にしながら生活しています。

現地銀行口座とUPIが使えるようになれば一気に楽になると思いますが、それまでは、

日本のクレジットカード+現金+必要に応じて周囲の協力

で乗り切っているのが現状です。

クレジットカードだけでは厳しい|現金が必要になる場面もある

日本のクレジットカードは思った以上に使えていますが、インドで生活するなら多少の現金は必要だと感じています。

特に現金が必要になるのは、ローカルな店を利用するときです。

例えば、

  • 街中の小さなチャイ屋
  • タバコなどを買う個人商店
  • ローカル色の強いレストラン

などでは、クレジットカードに対応していないことがあります。

こうした店では、基本的にUPIか現金です。

現地銀行口座をまだ持っておらず、UPIも利用できない赴任直後の私にとっては、現金がかなり重要でした。

そのため私は、赴任前に日本でかなり多めにインド・ルピーへ両替して持ってきました。

前任者から「銀行口座の開設にトラブルがあり、3か月ほどかかった」と聞いていたため、

「しばらく銀行口座がなくても生活できるようにしておこう」

と考えたからです。

ただ、実際に約2か月生活してみると、そこまで大量の現金は必要ありませんでした。

モールやスーパー、カフェ、ホテルなどでは日本のクレジットカードが使えますし、UberやSwiggyなどもカードで決済できます。

そして、ここは私自身の反省点ですが、インド・ルピー現金の持ち込みにはルールがあります。

インド準備銀行(RBI)の規定では、条件を満たす旅行者がインドへ持ち込めるインド・ルピー紙幣には上限が定められています。

私は赴任後に改めてルールを確認して、「こんなに現金へ両替する必要はなかったな……」と思いました(笑)。

これからインドへ赴任する人は、現金を大量に準備するのではなく、最新の持ち込みルールを確認したうえで、日本のクレジットカードと組み合わせるのが良いと思います。

日本のクレジットカードは便利だけど海外事務手数料は高い

日本のクレジットカードで生活できるとはいえ、長期間使い続けたいかというと、私はそう思いません。

理由は海外事務手数料です。

2026年10月時点で、私がメインで使っているアメリカン・エキスプレスは外貨取扱手数料が3.5%。ANA SFC VISAゴールドカードの発行元である三井住友カードでは、Visa・Mastercardの海外事務処理手数料が3.63%となっています。American Express

数回の買い物ならそれほど気になりませんが、毎日の食事や買い物をすべて日本のカードで支払えば、当然その分のコストは積み重なります。

赴任直後の私は、

「手数料より、まず決済できることの方が大事」

という感覚でした。

現地銀行口座もUPIもありませんでしたから、日本のカードが使えるだけでかなり助かります。

一方で、今振り返ると、日本で大量に現金へ両替するより、必要な分だけカードを利用した方が良かったとも感じています。

少なくとも私が利用した日本での現金両替はレートがあまり良くなく、クレジットカードならポイントも貯まります。

赴任直後の短期間であれば、日本のクレジットカードは非常に便利です。

ただ、現地銀行口座とUPIが使えるようになれば、私は日常の支払いをそちらへ移すつもりです。

日本のクレジットカードは「現地決済環境が整うまでのつなぎ」として優秀だけれど、長期利用では海外事務手数料が気になる。

約2か月使った今は、そんな位置付けになっています。

日本から5枚持ってきたけど、実際によく使うのは2枚だけ

私はインド赴任にあたって、日本から5枚のクレジットカードを持ってきました。

  • アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
  • ANA SFC VISAゴールドカード
  • JAL CLUB EST VISAカード
  • au PAY カード(Mastercard)
  • 楽天カード(JCB)

ただ、実際に約2か月生活してみると、よく使っているのはほぼ2枚だけです。

一番使っているのは、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード。

日本でもメインカードとして使っていたこともあり、インドでもそのまま中心になっています。

モールやレストラン、カフェ、ホテルなどで使えることが多く、今のところ大きく困る場面はありません。

もう1枚がANA SFC VISAゴールドカードです。

こちらはAmexが使えなかった場面の予備として活躍しています。

実際にBlinkitではAmexでエラーになった一方で、ANA VISAに切り替えると決済できました。

逆に、実店舗ではANA VISAが通らず、Amexなら使えたこともあります。

この2枚を使っていて感じるのは、カードの枚数よりブランドを分けて持つことの方が大事だということです。

これからインド赴任するなら、Amex+Visaの2枚で十分だと思う

赴任前の自分にアドバイスするなら、

「日本で普段使っているメインカードを2枚、別ブランドで持っていけば十分」

と伝えます。

私の場合なら、AmexとVisaの2枚です。

もちろんカード会社や利用条件によって違いはありますが、今のところこの2枚でかなりの場面をカバーできています。

MastercardやJCBも持ってきていますが、正直なところ、今まで積極的に使う場面はほとんどありませんでした。

特に楽天カード(JCB)は、インドで「これを使おう」と思う場面が今のところありません。

5枚持ってきて困るわけではありませんが、実際に使っている状況を見ると、赴任時に必要以上にカードを増やす必要はなかったと思っています。

それよりも、

1枚がエラーになったときに、別ブランドへ切り替えられること。

この方が重要です。

また、カードを持っていく前には、海外事務手数料も確認しておいた方がいいと思います。

赴任直後は「使えるかどうか」を優先していましたが、現地銀行口座やUPIが使えるようになった後も日本のカードを使い続けるのであれば、手数料の差は無視できません。

私自身、現地銀行口座とUPIが使えるようになれば、日本のクレジットカードを日常的に使う機会はかなり減ると思っています。

日本のカードはあくまで、

赴任直後の生活を支えるための保険

くらいに考えるのがちょうどいいと感じています。

クレジットカードの海外事務手数料も含め、赴任後は日本にいたときとはお金の使い方がかなり変わりました。実際にムンバイで1か月生活して使った金額は、「インド赴任1か月の生活費|ムンバイ駐在員が実際に使った金額」で公開しています。

インドで日本のクレジットカードは「意外と使える。でも手数料は高い」

約2か月生活してみて感じるのは、インドでも日本のクレジットカードは思っていた以上に使えるということです。

モールやスーパー、カフェ、ホテルなどでは普通に利用でき、UberやSwiggyなどのオンラインサービスでも使えました。

一方で、

  • ローカルな個人商店
  • 一部のオンライン決済
  • 行政手続き
  • 公共料金などの支払い

では、日本発行のカードが使えない場面もあります。

また、同じ日本発行カードでも、Visaでは通らずAmexなら使えたり、その逆があったりしました。

そのため、これからインドへ赴任する人には、

「日本のクレジットカードは別ブランドで2枚くらい持っていく」

のがおすすめです。

そして現金についても、必要以上に大量に持っていくのではなく、最新の持ち込みルールを確認しながら最低限にする。

これが、今の私なら選ぶ方法です。

インドで日本のクレジットカードは、

意外と使える。でも、海外事務手数料はやはり高い。

現地銀行口座とUPIが使えるまでの“つなぎ”として考えると、かなり心強い存在だと思います。

クレジットカードだけでなく、SIMや銀行、荷物、各種手続きなど、赴任前に準備したこと全体については、「海外赴任前にやることリスト|インド赴任で実際に準備したこと」でまとめています。

Aki

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