30歳でインド赴任を受けて良かった?赴任1か月の今思うこと

海外駐在・インド生活

みなさん、こんにちは。Akiです。

インド赴任が始まって、約1か月が経ちました。

これまでこのブログでは、インド赴任の準備、SIM、食事、住居、生活費、移動手段など、実際にムンバイで生活して分かったことを書いてきました。

今回は少し違って、**そもそも自分はインド赴任を受けて良かったのか?**ということを書いてみたいと思います。

自分は30歳でインド赴任を経験することになりました。

もともと、

「絶対に海外で働きたい」

と思っていたわけではありません。

インド赴任の話を聞いた時も、

「ついにこの時が来たかー」

という感覚でした。

断るという選択肢も、おそらくあったと思います。

ただ、役員から直接相談をいただいたこともあり、正直なところ断りにくい雰囲気もありました。

それでも最終的に赴任を受けたのは、会社に言われたからだけではありません。

海外で働ける機会なんて、人生で何度あるか分からない。

同年代を見ても、海外で働きたいと思っていても、その機会を得られない人もいます。

自分は独身で、両親もまだ60代。

そして日本での生活に大きな不満はなかった一方で、

「今の日本で、これから絶対にやりたいことがあるか?」

と聞かれれば、特にありませんでした。

それなら、

「せっかく機会をもらったんだから、行ってみよう」

と思いました。

ただし、格好良く決断して、期待に胸を膨らませながらインドへ向かったわけではありません(笑)。

出発前は、ほぼ不安しかありませんでした。

英語も不安。

仕事も不安。

生活も不安。

家族のことも、日本で運用している賃貸不動産のことも気になりました。

出発日の朝、実家から最寄り駅まで家族に車で送ってもらい、そこで別れた時、

「ああ、本当にインドに行くんだな」

と一番強く感じたことを覚えています。

そして実際にインドへ来てから最初の1〜2週間は、

「意外といけるじゃん」

なんて思う余裕はありませんでした。

むしろ、毎日のようにきついと思っていました。

それから約1か月。

まだ「インド赴任して大成功でした」と振り返れる段階ではありません。

それでも今、赴任前の自分から、

「インド赴任、受けた方がいい?」

と聞かれたら、

「受けた方がいいと思う」

と答えます。

なぜそう思えるようになったのか。

30歳で日本での生活を一度手放してインドへ来た理由と、実際に1か月働いてみて感じていることを、今のうちに残しておこうと思います。

インド赴任が決まってからは、ビザ、引っ越し、銀行・証券、携帯電話、健康管理など、短期間でさまざまな準備を進めました。実際に自分が赴任前にやったことは、「海外赴任前にやることリスト|インド赴任で実際に準備したこと」でまとめています。

  1. 海外赴任を受けた理由|「今なら行ける」と思った
    1. 日本にいても、特別にやりたいことがなかった
    2. 30歳・独身というタイミングも大きかった
    3. キャリアよりも「一度やってみたい」
  2. 4,000万円弱の資産が「失敗しても大丈夫」と思わせてくれた
    1. 「最悪、仕事を辞めても人生は立て直せる」
    2. 資産形成は「仕事を辞めるため」だけではなかった
    3. 収入アップより、こちらの安心感の方が大きかった
  3. 出発前は、楽しみより不安の方が圧倒的に大きかった
    1. 家族と別れた時に「本当に行くんだ」と実感した
    2. 最初の1〜2週間は、毎日のようにきついと思っていた
    3. 最初から「海外赴任して良かった」と思えたわけではない
  4. 「正しい英語」より「何としてでも伝える」に変わった
    1. 伝えなければ仕事が進まない
    2. 英語が上手になったというより、怖くなくなった
    3. それでも、まだ日本にいた時ほど自分の力を出せていない
  5. 日本では経験できなかった「文化を超えたマネジメント」
    1. 日本で「普通に伝わっていたこと」が同じようには伝わらない
    2. 自分のマネジメント方法も作り直している途中
    3. 海外赴任でしかできなかった経験だと思う
  6. 今「日本へ帰っていい」と言われても、仕事では帰りたくない
    1. それでも今は、自分から帰ろうとは思わない
    2. たぶん、意地とプライドなんだと思う
    3. だから「赴任して良かった?」への答えは70点
  7. 結論|30歳でインド赴任を受けて良かったと思う
    1. 「できるようになってから行く」ではなく、来たから少しずつできるようになった
    2. 資産形成を続けてきた意味も少し変わった
    3. 今はまだ70点。それでも来て良かった
    4. 赴任前の自分には「行った方がいい」と言いたい

海外赴任を受けた理由|「今なら行ける」と思った

インド赴任を受けた一番の理由は、好奇心と人生経験だったと思います。

もちろん、海外で働く経験が今後のキャリアにつながるという期待もありました。

ただ、

「海外赴任を経験して、絶対に出世したい」

という気持ちが一番大きかったわけではありません。

それよりも、

「海外で働ける機会なんて、人生で何回あるんだろう?」

という気持ちの方が強かったです。

周りを見ても、海外で働いてみたいと思っていても、実際に海外赴任の機会を得られる人ばかりではありません。

自分にはその機会が来た。

それなら、せっかくだから一度経験してみてもいいんじゃないかと思いました。

日本にいても、特別にやりたいことがなかった

もう一つ大きかったのが、当時の日本での生活です。

日本での生活が嫌だったわけではありません。

仕事もあり、趣味もあり、生活にも困っていませんでした。

一方で、

「このまま日本にいて、今すぐ絶対にやりたいことは何だろう?」

と考えると、特に思いつきませんでした。

それなら同じ環境で生活を続けるより、

一度インドへ行って、全く違う環境で働いてみる。

そちらの方が人生として面白いのではないかと思いました。

30歳・独身というタイミングも大きかった

そして、赴任を決めるうえでは30歳というタイミングも大きかったと思います。

自分は現在独身です。

家族を連れて海外へ移住する必要もなく、自分一人の判断で動きやすい時期でした。

両親もまだ60代です。

もちろん家族と離れて暮らす不安はありましたが、もし両親がもっと高齢になってから同じ話をもらっていたら、今より海外赴任を決断しにくかったと思います。

そう考えると、

「海外へ行くなら今なのかもしれない」

という気持ちもありました。

キャリアよりも「一度やってみたい」

日本では店長を経験し、その後は複数店舗を見る仕事も経験していました。

そこに海外での仕事経験が加わることは、今後のキャリアにとってもプラスになると思います。

ただ、赴任を決めた当時の自分にとっては、やはりキャリア以上に、

「せっかく機会をもらったんだから、一度やってみたい」

という気持ちの方が大きかったです。

成功するかどうかは分からない。

英語にも自信がない。

そもそもインドで生活できるのかも分からない。

それでも、

「やってみてダメだった時に考えればいい」

と思えました。

そして、そう思えた背景には、これまで続けてきた資産形成もありました。

4,000万円弱の資産が「失敗しても大丈夫」と思わせてくれた

インド赴任を決めるうえで、もう一つ自分の背中を押してくれたものがあります。

それが、これまで続けてきた資産形成です。

赴任を決めた時点で、自分には株式や投資信託などを含めて4,000万円弱の資産がありました。

もちろん、インド赴任をするために貯めていたお金ではありません。

将来の経済的自由を目指して、会社員として働きながら少しずつ積み上げてきた資産です。

ただ今回、その資産が思っていたのとは少し違う形で役に立ちました。

海外赴任によって、日本にいた時と同じように投資できなくなった部分もあります。現在の資産運用をどうしているかについては、「海外赴任中の資産運用」の記事でまとめています。

今回のインド赴任を通じて、資産形成は「将来会社を辞めるため」だけのものではなく、今の人生で新しい選択をするための土台にもなると感じました。自分が40歳FIREを目指す理由については、「30歳で資産4,000万円|それでもFIREを目指す理由」でさらに詳しく書いています。

「最悪、仕事を辞めても人生は立て直せる」

海外赴任を考えた時、

「インドへ行って本当に大丈夫なのか?」

という不安は当然ありました。

生活環境が合わないかもしれない。

英語で仕事ができないかもしれない。

体調を崩すかもしれない。

極端に言えば、インドでの生活を続けられなくなり、そのまま仕事を辞める可能性だってゼロではありません。

それでも自分には、

「もし本当にダメだったとしても、4,000万円弱の資産があれば、一度立ち止まって人生を立て直すことはできる」

という安心感がありました。

一生働かなくていい金額だとは思っていません。

でも、仕事を辞めた瞬間に生活が成り立たなくなる状態でもありません。

この違いは、自分にとってかなり大きかったです。

資産形成は「仕事を辞めるため」だけではなかった

自分はこれまでFIREを目標の一つとして資産形成を続けてきました。

そのため以前は、

資産形成=将来、会社員を辞めるためのもの

というイメージが強かったと思います。

しかし今回の海外赴任で、少し考え方が変わりました。

資産があることで得られるものは、将来のFIREだけではありません。

「失敗しても大丈夫」と思えること。

そして、

「せっかくの機会だから挑戦してみよう」と思えること。

これも資産形成によって得られるものだと実感しました。

お金があるから挑戦する必要がなくなるのではなく、

お金があるからこそ、少しリスクのある選択肢も取れる。

今回のインド赴任で、自分にとって資産形成を続ける意味が一つ増えた気がします。

収入アップより、こちらの安心感の方が大きかった

もちろん海外赴任によって、海外勤務手当などが加わり、日本で働いていた時より収入は増えました。

これは素直にありがたいです(笑)。

ただ、

「給料が上がるからインドへ行った」

という感覚ではありません。

自分にとってはむしろ、

これまで作ってきた資産があるから、もし失敗しても何とかなる。

そう思えたことの方が、赴任を決断するうえでは大きかったように思います。

資産形成というと、

「何%で運用するか」
「何歳でいくらになるか」
「いつFIREできるか」

ばかり考えがちです。

もちろん、それも大切です。

でも今回、

資産とは、将来のために貯める数字だけではなく、今の自分が人生の選択肢を取るための土台にもなる。

そんなことを、30歳でインドへ来て初めて実感しました。

出発前は、楽しみより不安の方が圧倒的に大きかった

ここまで書くと、

「海外赴任というチャンスを前向きに捉えて、意気揚々とインドへ向かった」

ように見えるかもしれません。

でも実際は、そんなに格好いいものではありませんでした(笑)。

出発が近づくにつれて感じていたのは、楽しみよりも圧倒的に不安でした。

英語で仕事ができるのか。

インドで生活できるのか。

現地のメンバーとうまく仕事ができるのか。

食事は大丈夫なのか。

体調を崩さないか。

考えれば考えるほど、分からないことばかりでした。

海外赴任を受けると決めたこと自体に後悔はありませんでしたが、

「楽しみで仕方ない!」

という状態とは程遠かったです。

最初は食事や生活にも余裕がありませんでしたが、1か月経つ頃には少しずつムンバイでの日常ができてきました。仕事以外も含めた赴任1か月の生活については、「インド赴任1か月|ムンバイで実際に暮らして感じたこと」で詳しく書いています。

家族と別れた時に「本当に行くんだ」と実感した

出発日の朝は、実家から最寄り駅まで家族が車で送ってくれました。

そして駅で家族と別れ、一人になった時、

「本当にインドに行くんだな」

と一番強く実感しました。

それまでも引っ越しをしたり、荷物を送ったり、ビザを取得したりと、海外赴任の準備はずっと続けていました。

それでもどこか、

「まだ準備をしているだけ」

という感覚が残っていたのだと思います。

家族と別れて、スーツケースを持って一人で駅に立ったところで、急に現実になりました。

これから日本を離れて、インドで生活して、英語を使って仕事をする。

自分で赴任を受けると決めたとはいえ、

「本当に大丈夫かな」

という気持ちの方が強かったことを覚えています。

最初の1〜2週間は、毎日のようにきついと思っていた

そして実際にインドでの仕事が始まっても、

「来てみたら意外と大丈夫だった」

とはなりませんでした。

むしろ最初の1〜2週間は、毎日のようにきついと思っていました。

まず、英語が分かりません。

相手が何を言っているのか十分に理解できない。

自分が伝えたいこともうまく伝えられない。

さらに当時は、インドで自分が何を求められているのか、仕事の役割についてもまだ明確につかめていませんでした。

英語も分からない。
仕事も分からない。
生活にも慣れていない。

一つだけなら何とかなるかもしれません。

でも、それが全部同時に始まりました。

仕事を終えてホテルへ帰る頃には疲れていて、最初の頃は食生活にも余裕がありませんでした。

今振り返ると、

「よく分からないけど、とりあえず毎日会社へ行く」

くらいの感覚だったと思います(笑)。

最初から「海外赴任して良かった」と思えたわけではない

海外赴任について調べると、

「成長できた」
「視野が広がった」
「人生が変わった」

といった前向きな話もたくさん出てきます。

自分も将来的には、そう振り返るのかもしれません。

ただ、少なくとも最初の1〜2週間の自分には、

「インドへ来て良かった!」

と思える余裕はありませんでした。

だから今後、自分と同じように海外赴任する人が最初の数週間で、

「全然うまくできない」

と感じても、それだけで海外赴任に向いていないと判断する必要はないと思います。

自分もそうでした。

そして約1か月経った今、英語が急激に上達したわけでも、インド生活を完全に攻略したわけでもありません。

それでも、最初の頃とは少しずつ変わってきました。

特に一番変わったのは、英語に対する考え方だったと思います。

「正しい英語」より「何としてでも伝える」に変わった

インドへ来てから、自分の中で一番変わったと思うのが英語に対する抵抗感です。

日本にいた頃は、英語を話す時に、

「文法を間違えたらどうしよう」
「正しい英語で話さないといけない」
「変な英語だと思われたくない」

という気持ちがありました。

そのため、頭の中では何となく言いたいことがあっても、

「これを英語でどう言えばいいんだろう?」

と考えてしまい、なかなか言葉が出てこないこともありました。

でもインドで仕事を始めると、そんなことを言っている余裕はありませんでした。

赴任前の英語力や、実際にインドで仕事をして感じた英語の難しさについては、「海外赴任は英語が苦手でも大丈夫?インド赴任1か月で感じたリアル」でも詳しくまとめています。

伝えなければ仕事が進まない

自分は現在、インドの店舗運営に関わる仕事をしています。

当然、一緒に働くメンバーとのコミュニケーションも英語です。

売場を変更してほしい。

在庫を確認してほしい。

この作業をいつまでに終わらせてほしい。

問題が起きたので状況を確認したい。

仕事をしていれば、毎日のように何かを伝える必要があります。

そこで、

「正しい英語が思いつかないから話さない」

という選択肢はありません。

文法が多少間違っていても、簡単な単語しか使えなくても、

「とにかく自分が伝えたいことを何としてでも伝える」

という考え方に変わりました。

英語が上手になったというより、怖くなくなった

赴任から約1か月なので、英語力そのものが劇的に上がったとは思っていません。

聞き取れないこともありますし、言いたいことをうまく表現できないこともたくさんあります。

それでも、日本にいた時との大きな違いは、

英語を使うこと自体への抵抗がかなり減ったこと

だと思います。

完璧な文章を作ってから話すのではなく、

知っている単語を使う。

短い文章にする。

必要ならジェスチャーも使う。

分からなければ聞き返す。

それでも難しければ、スマートフォンも使う。

方法は何でもいいから、相手と意思疎通する。

実際に海外で働いてみて、英語は試験の問題ではなく、仕事をするための道具なんだと以前より強く感じるようになりました。

それでも、まだ日本にいた時ほど自分の力を出せていない

一方で、これは今の自分が感じている大きな課題でもあります。

日本で仕事をしていた時なら、

「こうした方がいい」

と思ったことを、その理由や細かいニュアンスまで含めて相手に伝えることができました。

しかし英語になると、自分の頭の中にある100%を、そのまま相手へ伝えることはまだできません。

本当はもっと細かく説明したい。

もう少し相手の考えを引き出したい。

でも、言語の壁によって途中までしか伝えられない。

そういう場面は今でもあります。

だから、自分としてはまだ、

「日本で働いていた時と同じ実力を発揮できている」

とは思っていません。

ただ、以前のように英語を間違えることを怖がっていた段階から、

「下手でもいいから、まず伝える」

というところまでは来ました。

赴任してまだ約1か月。

英語が上手になったことよりも、この考え方が変わったことの方が、今の自分にとっては大きな変化なのかもしれません。

日本では経験できなかった「文化を超えたマネジメント」

自分はインドへ来る前、日本で店舗運営や複数店舗のマネジメントを経験していました。

そのため、インド赴任は、

「初めて部下を持つ」
「初めて店舗を管理する」

という環境ではありません。

それでも実際にインドで働いてみると、

日本でのマネジメント経験だけでは対応できないことがたくさんある

と感じています。

大きな違いの一つが、一緒に働く人たちの文化やバックグラウンドが自分とは違うことです。

日本で「普通に伝わっていたこと」が同じようには伝わらない

日本で働いていた時は、相手も基本的には同じ日本語を話し、似た社会や文化の中で生活してきた人たちでした。

そのため、

「これくらい説明すれば分かるだろう」

という感覚を無意識に持っていたのだと思います。

インドでは、それが通用しないことがあります。

もちろん言語の違いもあります。

ただ、それだけではなく、仕事に対する考え方やコミュニケーションの取り方など、自分とは違うバックグラウンドを持つ人たちと一緒に仕事をしています。

だからこそ、

「自分は伝えた」ではなく「相手に伝わったか」

を以前より意識するようになりました。

自分のマネジメント方法も作り直している途中

日本である程度マネジメントを経験してきたからといって、

「日本で成功したやり方を、そのままインドへ持ってくればいい」

とは思わなくなりました。

今は、どう伝えれば動きやすいのか。

どこまで具体的に伝えた方がいいのか。

逆に、どこからは任せるべきなのか。

日々働きながら試しているところです。

赴任当初は英語だけでなく、

「そもそも自分に何が求められているのか」

という部分も十分につかめていませんでした。

それが約1か月経ち、少しずつ自分が取り組むべきことが見えるようになってきました。

だからこそ今は、英語が完璧ではなくても、

「自分がこの環境でどこまでマネジメントできるのか試してみたい」

という気持ちも出てきています。

海外赴任でしかできなかった経験だと思う

もし日本に残っていたら、店舗運営やマネジメントの経験をさらに積むことはできたと思います。

でも、

国籍も文化もバックグラウンドも違う人たちと、一つのチームとして仕事をする。

これは、日本の組織にいたままではなかなか経験できなかったことだと思います。

海外赴任を受けた時は、

「人生経験として行ってみよう」

という気持ちが大きかったです。

それが今になって、仕事の面でも、

「これは自分のキャリアにとってかなり大きな経験になるかもしれない」

と思い始めています。

まだ赴任して約1か月なので、何か大きな成果を出したわけではありません。

むしろ、まだ自分のマネジメントをインドに合わせて作り直している途中です。

だからこそ今、

「日本へ戻れると言われたらどうする?」

と聞かれると、自分でも少し意外な答えになります。

海外赴任によって仕事だけでなく、旅行や移動の環境も大きく変わりました。自分は2022年に取得したANA SFCを現在も維持しており、インド赴任ではStar Alliance Goldのメリットを実際に利用しています。詳しくは、「海外赴任中もANA SFCを維持する?インド駐在で感じたSFCの価値」でまとめています。

また、インド赴任には、日本で使っていたロレックスではなくIWC Mark XVIIIを持ってきました。防犯面を考えて選びましたが、今では「インド赴任を一緒に過ごした時計」として思い出が積み重なっています。時計についての考えは、「30歳会社員、ロレックス5本を持って思うこと」で詳しく書いています。

今「日本へ帰っていい」と言われても、仕事では帰りたくない

赴任から約1か月。

もし今、会社から突然、

「希望するなら来月、日本へ帰ってもいいよ」

と言われたらどうするか。

これは少し難しい質問です。

正直に言えば、仕事のことを何も考えなくていいなら、日本へ戻りたいです(笑)。

家族も日本にいます。

食事も日本の方が慣れています。

言葉にも困りません。

友人や趣味も含めて、自分が30年間生活してきた場所なので、当然日本の方が楽です。

「インドが快適すぎて、もう日本には帰りたくない」

という状態では全くありません(笑)。

それでも今は、自分から帰ろうとは思わない

一方で仕事について考えると、答えは変わります。

赴任したばかりの頃は、英語もよく分からず、自分がこの場所で何を求められているのかも十分につかめていませんでした。

毎日のように、

「きついな」

と思いながら仕事をしていました。

それが1か月ほど経って、ようやく、

「自分はここで何をするべきなのか」

が少しずつ見えてきました。

店舗を見て課題を見つける。

現地のメンバーとコミュニケーションを取る。

売場や店舗運営を改善していく。

日本で培ってきた経験を、この環境でどう生かせるのか。

ようやくスタートラインに立ったような感覚があります。

だから、ここで自分から、

「日本へ帰ります」

とは言いたくありません。

たぶん、意地とプライドなんだと思う

別に、

「自分がインドを変えてやる」

みたいな大きなことを考えているわけではありません(笑)。

ただ、

「英語も分からないし、大変だったから帰ってきました」

という形では終わりたくない。

せっかく30歳で海外へ来て、最初のきつい1か月を経験して、ようやく仕事が見え始めたところです。

それなら、

「自分がこの環境でどこまでできるのか、もう少しやってみたい」

と思います。

格好良く言えば責任感なのかもしれません。

でも自分の感覚としては、もっと単純で、

意地とプライド

なのだと思います。

会社から、

「帰任してください」

と言われれば、もちろん帰ります。

でもそう言われない限りは、今のところ自分から帰るつもりはありません。

だから「赴任して良かった?」への答えは70点

では、今の時点でインド赴任を100点満点で評価するなら何点か。

自分の答えは、70点です。

残りの30点は、

「インドが嫌だから」

ではありません。

一番大きいのは、まだ日本で働いていた時ほど、自分の実力を発揮できていないと感じていることです。

日本ならもっと細かいニュアンスまで伝えられる。

もっと相手の考えを聞き出せる。

もっと早く判断して、周りを巻き込みながら仕事を進められる。

でもインドでは、特に言語面でそれが十分にできない時があります。

自分の中では100まで考えているのに、英語では60や70までしか伝えられない。

そこには今でも、もどかしさがあります。

だから今は70点。

ただ、赴任してまだ約1か月です。

この先、英語にも仕事にもさらに慣れて、自分が日本でやっていたような仕事をインドでもできるようになった時、

この70点が80点、90点になるのか。

それとも、全く違う感想を持つようになるのか。

今はまだ分かりません。

だからこそ、赴任1か月の今の気持ちとして、この**「70点」**を残しておこうと思います。


結論|30歳でインド赴任を受けて良かったと思う

赴任して約1か月。

今の自分が、

「30歳でインド赴任を受けて良かった?」

と聞かれたら、答えは、

「受けて良かったと思う」

です。

インド生活が快適だからでも、仕事がすべてうまくいっているからでもありません。

むしろ最初の1〜2週間は毎日のようにきついと思っていましたし、今でも英語がうまく伝わらず、悔しい思いをすることがあります。

それでも、インドへ来たことで一つ得られたものがあります。

それは、

「海外でも、なんとかやっていける」

という自信です。

「できるようになってから行く」ではなく、来たから少しずつできるようになった

赴任前は、

「この英語力で海外で仕事なんてできるのか?」

という不安がかなりありました。

実際、今でも英語が十分に話せるとは思っていません。

それでも毎日仕事へ行って、現地のメンバーと話し、問題があれば相談し、何とか仕事を進めています。

完璧に準備ができてから海外へ来たわけではありません。

むしろ、

準備ができていないまま来て、必要に迫られて少しずつできることが増えている

という方が近いと思います。

英語もそうです。

一人での移動もそうです。

インドでの生活もそうです。

最初は不安だったことが、一つずつ日常になっています。

資産形成を続けてきた意味も少し変わった

今回の海外赴任では、これまで続けてきた資産形成についても考え方が少し変わりました。

以前は、

「将来FIREするために資産を増やす」

という意識が強くありました。

でも、資産があることで、

「失敗しても人生を立て直せる」

と思えたからこそ、今回の挑戦を受け入れやすかった部分があります。

資産形成は、未来の自由を作るだけではなく、今の自分の選択肢を増やすことにもつながる。

これは実際にインド赴任を経験しなければ、ここまで強く実感しなかったかもしれません。

今はまだ70点。それでも来て良かった

今のインド赴任生活に点数をつけるなら、自分は70点です。

まだ日本にいた時ほど、自分の力を仕事で発揮できているとは思いません。

特に言語の壁によって、

「もっとできるはずなのに」

と思うことはあります。

だから残り30点は、これからです。

英語がもう少し使えるようになる。

現地のメンバーとさらに深くコミュニケーションを取れるようになる。

インドでも、自分らしいマネジメントができるようになる。

その時に、この70点が何点になっているのか。

今はまだ分かりません。

仕事についてはまだ自分の実力を十分に発揮できていないと感じているため70点ですが、休日についてはかなり楽しめるようになり、今のところ100点です(笑)。ムンバイで実際にどんな休日を過ごしているのかは、「ムンバイ駐在員の休日|インド赴任1か月、一人でどう過ごしている?」でまとめています。

赴任前の自分には「行った方がいい」と言いたい

もし2026年の赴任前の自分が目の前にいて、

「インド赴任、受けた方がいいかな?」

と聞いてきたら、

今なら、

「行った方がいいと思うよ」

と答えます。

たぶん、その後に、

「最初の1〜2週間はめちゃくちゃきついけど(笑)」

とも付け加えます。

それでも大丈夫。

英語が完璧じゃなくても、仕事のやり方が分からなくても、少しずつ何とかなる。

少なくとも自分は、そうやって最初の1か月を過ごしました。

インド赴任はまだ始まったばかりです。

半年後、1年後、そして日本へ帰任する時。

その時の自分がこの記事を読んで、

「1か月目は70点って言ってたな(笑)」

と思えるくらい成長できていたらいいなと思います。

Aki

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