みなさん、こんにちは。Akiです。
インド赴任が決まった時、自分は食事についてそこまで深く考えていませんでした。
日本では毎日自炊していたわけでもなく、
「まあ、現地でも何か食べられるだろう」
くらいに考えていました。
ところが実際にムンバイで生活を始めると、最初の数週間はかなり食事に苦労しました。
インド料理は思っていた以上にスパイスや油を強く感じるものが多く、赴任直後はカップ麺やデリバリーの日本食に頼る生活。
その後、日本から送った荷物が届き、自炊を始めるようになりました。
赴任直後は自炊できる環境も整っておらず、カップ麺や日本食のデリバリーにかなり助けられました。インド赴任直後に実際に何を食べて、どのように自炊へ移行したのかは、「インド赴任で食事に困った|ムンバイ生活1か月でたどり着いた食生活」で詳しくまとめています。
現在は、
親子丼
炒飯
鍋
野菜炒め
焼きそば
などを家で作っています。
そこで分かってきたのが、
「ムンバイでも、意外と自炊用の食材は揃う」
ということです。
卵もある。
鶏肉もある。
野菜もある。
米も買える。
エビや魚も手に入る。
一方で、本当に困るのは食材そのものではなく、
日本の味を作るための調味料
でした。
自分の今の感覚では、ムンバイの日本食・自炊環境は70点くらいです。
調味料さえ揃えば、思っていた以上に日本と近い感覚で自炊できます。
普段の食材はほぼBlinkitで揃えている
現在、自炊用の食材はほぼすべてBlinkitで購入しています。
Blinkitはインドのクイックコマースサービスで、食料品や日用品などを自宅まで届けてもらえます。
赴任直後からかなり使っていましたが、自炊を始めてからさらに利用頻度が増えました。
スーパーへ行って、
「これはどこにあるんだろう?」
と探す必要もありません。
アプリで、
卵。
鶏肉。
野菜。
米。
牛乳。
ヨーグルト。
などを検索して、そのまま注文できます。
ムンバイで暮らしている今の自分にとっては、
スーパーへ買い出しに行くというより、Blinkitが自宅のスーパー
という感覚に近いです。
Blinkitは今では自炊に欠かせないサービスになっています。食料品だけでなく、ムンバイ生活で実際に使っている便利なアプリについては、「インド生活で便利なアプリ7選|ムンバイ駐在員が実際に使っているサービス」で紹介しています。
また、Blinkitは非常に便利ですが、モンスーンの大雨では配達サービスが一時的に停止することもあります。雨季の湿度や虫、休日への影響などは、「ムンバイの雨季は大変?モンスーンを実際に暮らして分かったこと」でまとめています。
Nature’s Basketで買うのは少し特殊なものだけ
一方で、Blinkitだけでは手に入りにくいものもあります。
自分がたまに使っているのがNature’s Basketです。
ただ、現在そこで買っているのは主に、
日本の味に比較的近い食パン
お酒
くらいです。
普段の自炊食材については、ほぼBlinkitで事足りています。
赴任前は、
「インドで日本人が自炊するなら、輸入食品スーパーを探し回らないといけないのかな」
と思っていました。
実際には、基本的な食材だけならその必要はあまりありませんでした。
食材より「調味料」が難しい
生活してみて一番大きかったのは、この違いです。
食材は買える。
でも、日本の味付けができない。
例えば鶏肉と玉ねぎと卵が揃えば、親子丼の材料そのものはあります。
しかし、
だし。
めんつゆ。
みりん。
醤油。
こうした調味料がなければ、自分が知っている親子丼の味にはなりません。
つまりムンバイで日本食を自炊する場合、
「何を料理するか」より、「どう味を作るか」
の方が難しいと感じています。
米・醤油・味噌は買える?実際に探して分かった日本食材事情
ムンバイで自炊を始めてから、
「日本食材はどこまで買えるんだろう?」
といろいろ探すようになりました。
結論から言うと、
基本的な食材はかなり手に入る。
でも、日本の調味料はかなり弱い。
という印象です。
お米|日本米ではないけど、十分食べられる
まず、お米については今のところ大きく困っていません。
自分が買っているのは、日本米そのものではなく、タイ産の日本米に近いタイプのお米です。
価格は1kgで約500ルピー。
日本で買うお米と比べると、個人的には少し高く感じます。
炊いてみると若干独特な匂いはありますが、
「日本のお米じゃないと無理」
というほどではありません。
親子丼や炒飯、鍋の締めなどに使う分には、十分満足しています。
自炊を始める前は、
「インドで米が合わなかったらどうしよう」
と少し心配していましたが、ここは意外と問題ありませんでした。
醤油|使えるけど、日本の味とは違う
醤油も現地で購入できます。
ただ、使ってみた感想は、
「醤油ではあるけど、日本で使っていた醤油とはちょっと違う」
です。
自分が買ったものは、かなり味が薄く、
薄い醤油風味の調味料
という感覚でした。
まったく使えないわけではありません。
炒飯や野菜炒めなど、少し風味を足したい料理なら普通に使えます。
ただ、
「これで日本と同じ味の和食を作れるか?」
と聞かれると、少し難しいです。
みりん・めんつゆ・味噌はかなり見つけにくい
一番困っているのが、
みりん
めんつゆ
味噌
です。
みりん風味の調味料を見かけたことはありますが、自分が普段日本で使っていたような商品は、今のところ見つけられていません。
特にめんつゆは欲しいです。
めんつゆが一本あるだけで、
親子丼。
うどん。
煮物。
炒め物。
など、かなり簡単に味を作れます。
インドで生活してから、
「めんつゆってこんなに便利だったんだ」
と改めて気付きました(笑)。
味噌も同じです。
味噌汁だけではなく、肉や野菜の味付けにも使えるので、一本あるだけで自炊の幅がかなり広がります。
だしの素は日本から持ってきて大正解だった
逆に、日本から持ってきてかなり助かっているのがだしの素です。
今のところ、ムンバイで自分が普段使うような和風だしはほとんど見つけられていません。
だからこそ、日本から持ってきただしの素がかなり役立っています。
親子丼。
鍋。
汁物。
炒め物。
少し入れるだけで、
「日本っぽい味」
に近づきます。
日本にいる時は当たり前に使っていましたが、海外に来るとありがたさがよく分かります。
食品や調味料以外にも、実際にインドへ持ってきて役立ったもの・逆にほとんど使っていないものがあります。赴任時の持ち物全体については、「インド赴任の持ち物|実際に持ってきて良かったもの・いらなかったもの」でまとめています。
コンソメは見つけたけど、高すぎて断念
洋食系の調味料も、簡単に揃うとは限りません。
以前Nature’s Basketでチキンコンソメを見つけたことがあります。
ただし、
小さなキューブが5個ほど入って約800ルピー。
さすがに、
「コンソメにこれは出せないな……」
と思って買いませんでした(笑)。
輸入品になると、一気に価格が上がることがあります。
ムンバイでは、
「あるか・ないか」だけでなく、「現実的な価格で買えるか」
まで考えないといけません。
「日本食材が買えない」より「日本の調味料が買いにくい」
今のところの感覚では、
ムンバイでは日本食そのものが作れないわけではありません。
米もある。
卵もある。
鶏肉もある。
野菜もある。
問題は、
いつもの日本の味を作る調味料が手に入りにくいこと。
ここさえ解決できれば、自炊の難易度はかなり下がります。
卵・鶏肉・野菜は意外と困らない|普段使いの食材事情
日本の調味料はかなり手に入りにくい一方で、
普段使う食材そのものは、思っていたより困っていません。
特に自分がよく使う、
卵
鶏肉
野菜
バナナ
あたりは、Blinkitで比較的簡単に買うことができます。
卵と鶏肉はかなり使いやすい
自炊で一番よく使っているのが、卵と鶏肉です。
親子丼。
炒飯。
野菜炒め。
鍋。
このあたりを作るだけでも、かなり使います。
価格も、自分の感覚では日本と同じくらいか、少し安いくらいです。
味については、
「日本とまったく同じ」
とは感じません。
飼料などの違いなのか、自分には少し味が違うように感じることがあります。
ただ、
「食べづらい」「料理に使えない」
というほどではなく、普段の自炊ではほとんど困っていません。
エビは意外と手に入りやすい
そして意外だったのが、エビです。
自分はシーフードが好きなので、これはかなりありがたいです。
Blinkitでも比較的簡単に買えるため、炒め物などにも使えます。
インドに来る前は、
「魚介類はかなり選択肢が少ないのかな」
と思っていました。
実際には魚についても、種類を細かく選ばなければ購入することはできます。
日本のスーパーのように、たくさんの種類から好きな魚を選ぶ感覚とは少し違いますが、
魚介類がまったく手に入らないわけではありません。
豚肉は少なめ、牛肉は自分の生活圏ではほとんど見かけない
一方で、肉類の選択肢には差があります。
豚肉はBlinkitでも取り扱いを見かけることがありますが、卵や鶏肉ほど簡単には手に入りません。
牛肉については、自分が普段使っているサービスやスーパーでは、ほとんど見かけません。
そのため今の自炊は、
「肉料理=ほぼ鶏肉」
になっています。
ただ、自分の場合はもともと鶏肉をよく食べるので、ここはそれほど困っていません。
野菜は思っていた以上に種類がある
野菜についても、意外と選択肢があります。
自分がよく買っているのは、
玉ねぎ
長ネギ
キャベツ
白菜
ほうれん草
えのき
などです。
これだけ揃えば、
鍋。
野菜炒め。
炒飯。
親子丼の付け合わせ。
など、普段作っている料理にはかなり対応できます。
赴任前は、
「日本で使っていた野菜が全然手に入らなかったらどうしよう」
と思っていましたが、実際にはそこまで心配する必要はありませんでした。
インド産の野菜は安い。でも輸入品は高い
価格については、かなり分かりやすいです。
インド産の食材は安い。
輸入品は高い。
これが基本だと感じています。
例えば、インド産の野菜はかなり安く買えることがあります。
一方で、えのきのような輸入品は1パック150ルピー前後することもあります。
オリーブオイルや輸入の果物・野菜なども高く感じることがあります。
そのため、
「インドは食材が全部安い」
というわけではありません。
現地で作られているものを中心に買えば安い。
でも日本や海外のものを求め始めると、一気に高くなる。
これは実際に生活していて強く感じるところです。
自炊するだけなら、食材にはそこまで困らない
ここまで生活してみて、
「インドで自炊は難しい」
とはあまり感じなくなりました。
卵もある。
鶏肉もある。
野菜もある。
米もある。
魚介類もある。
だから、
料理そのものは普通にできる。
問題はやっぱり、
「日本の味付けをどう作るか」
です。
食材よりも、調味料。
これがムンバイで自炊していて一番感じるポイントです。
日本から持ってきて正解だったもの・持ってくれば良かったもの
ムンバイで自炊を始めてから、
「これ、日本からもっと持ってくれば良かったな」
と思うものがかなりはっきりしてきました。
逆に、
「これは持ってきて正解だった」
と思う食品もあります。
持ってきて正解だったもの1位|だしの素
一番役立っているのは、だしの素です。
親子丼。
鍋。
汁物。
炒め物。
少し入れるだけで、日本で食べ慣れた味にかなり近づきます。
ムンバイでは、自分が普段使うような和風だしをほとんど見つけられていないので、
「とりあえずだしの素がある」
というだけで自炊の安心感がかなり違います。
日本にいた時は何気なく使っていましたが、海外に来てからありがたさがよく分かりました。
2位|粉末味噌汁
次に便利なのが、粉末味噌汁です。
自炊していても、
「あと一品ほしい」
と思うことがあります。
そんな時に、お湯を入れるだけで味噌汁が作れるのはかなり便利です。
味噌そのものは今のところ手に入りにくいため、
簡単に日本の味を足せる食品
として重宝しています。
3位|鍋の素
3位は鍋の素です。
鍋はムンバイでもかなり作りやすい料理でした。
白菜。
長ネギ。
えのき。
鶏肉。
こうした食材は比較的手に入ります。
あとは鍋の素があれば、
切って入れるだけ。
疲れて帰ってきた日でも作りやすく、日本の味を食べられるので助かっています。
逆に「もっと持ってくれば良かった」ものTOP3
一方で、赴任してから後悔したものもあります。
1位|めんつゆ
圧倒的に欲しいのがめんつゆです。
親子丼。
煮物。
うどん。
炒め物。
めんつゆが一本あるだけで、かなり多くの料理に使えます。
自分は日本にいる時、めんつゆをそこまで特別なものだとは思っていませんでした。
でもインドに来ると、
「めんつゆって万能だったんだな」
と実感します(笑)。
2位|味噌
2位は味噌です。
味噌汁はもちろんですが、
肉や野菜の味付け。
鍋。
炒め物。
などにも使えます。
ムンバイでも似たような商品を探すことはできますが、自分が普段日本で使っていた味に近いものはまだ見つけられていません。
一本あるだけで自炊の幅がかなり広がると思います。
3位|焼肉のタレのような「簡単に味が決まる調味料」
3位は、焼肉のタレのような簡単に味付けできる調味料です。
海外で自炊していると、
毎回凝った料理を作りたいわけではありません。
仕事から帰ってきて、
鶏肉を焼く。
野菜を炒める。
そこにタレをかける。
これだけで食事になる。
そんな調味料がかなり便利です。
日本ではスーパーに行けばいろいろな種類がありますが、ムンバイでは選択肢がかなり少なく感じます。
カップ麺は最初は助かる。でも大量にはいらない
赴任直後にかなり助かったのがカップ麺でした。
自炊もできない。
現地の食事にも慣れていない。
そんな時に、
お湯だけで日本の味が食べられる
のは本当にありがたかったです。
ただし、長期生活となると話は別。
毎日食べていると普通に飽きます(笑)。
自炊ができるようになれば、カップ麺を食べる機会もかなり減りました。
なので今の自分なら、
「最初の数週間分は持っていく。でも大量には持っていかない」
と思います。
赴任前の自分に言うなら「もう少し自炊を想定して調味料を持ってこい」
今、赴任前の自分に日本食について一言言えるなら、
「もう少し自炊することを想定して、調味料を持ってこい!」
です(笑)。
赴任前は仕事や引っ越しの準備で精一杯で、
現地で何を料理するか
までほとんど考えていませんでした。
でも実際に生活すると、
食材そのものより、日本の味を作るための調味料が重要
だと分かりました。
服を一枚増やすより、
めんつゆ。
味噌。
焼肉のタレ。
このあたりを一本多く入れておいた方が、今の自分には役立ったと思います。
ムンバイの自炊環境は70点|調味料さえ揃えばかなり快適
ここまでムンバイで自炊をしてみて、自分が今の自炊環境を100点満点で評価するなら、
70点くらい
です。
赴任前は、
「インドで日本食を作るのはかなり大変そう」
というイメージがありました。
でも実際に生活してみると、
米。
卵。
鶏肉。
野菜。
エビ。
魚。
こうした基本的な食材は、思っていた以上に簡単に手に入ります。
特にBlinkitを使えば、自宅にいながら必要な食材を注文できるので、日常の買い物についてはかなり便利です。
食材がないというより「日本の味」がない
自炊をしていて一番感じるのは、
食材が手に入らないわけではない
ということです。
むしろ困るのは、
日本で当たり前に使っていた調味料が手に入りにくいこと。
めんつゆ。
味噌。
だし。
焼肉のタレ。
こうしたものが揃っていれば、今よりかなり簡単に日本の味を作れます。
逆に言えば、
調味料さえ揃えば、日本でしていた自炊とそこまで大きく変わらないかもしれない
と感じています。
自分自身、日本にいた時から料理のレパートリーが多かったわけではありません。
親子丼。
炒飯。
鍋。
野菜炒め。
焼きそば。
今のところ作っているのはこのくらいですが、それでも普段の食事としては十分です。
現地の食材を使えば、価格もそこまで高くない
価格についても、
何を買うか
でかなり変わります。
鶏肉や卵は、自分の感覚では日本と同じくらいか少し安いくらい。
インド産の野菜はかなり安く感じます。
一方で、
輸入野菜。
輸入果物。
オリーブオイル。
日本の調味料に近い商品。
こうしたものを求めると、一気に高くなります。
つまり、
「インドだから全部安い」わけではない。
現地で手に入るものを中心に自炊すれば抑えられるけれど、日本とまったく同じ食生活を再現しようとすると高くなる。
これは実際に生活してみて感じたことです。
インド産の野菜は安い一方、輸入食品はかなり高く感じることがあります。食費を含め、ムンバイ赴任1か月で実際にどのくらいお金を使ったのかは、「インド赴任1か月の生活費|ムンバイ駐在員が実際に使った金額」で公開しています。
会社の福利厚生で、日本食を送ってもらえることになった
そして最近、自分の自炊環境をかなり変えてくれそうな制度があることを知りました。
自分の会社には、日本から食品などを送る際の送料等を会社が負担してくれる福利厚生があり、
年間合計60kgまで、年4回まで
利用できます。
実はこの記事を書いている日に、初めてこの制度を使って日本食を注文しました。
これまで、
「めんつゆが欲しい」
「味噌が欲しい」
「もう少し調味料を持ってくれば良かった」
と思っていましたが、これが届けばかなり状況が変わりそうです。
インド赴任だからといって、日本食を完全に諦める必要はなさそうです。
もちろんこれは自分の会社の福利厚生なので、誰でも利用できるものではありません。
ただ、これから海外赴任する人であれば、
会社に日本食や生活用品の発送補助制度がないか
赴任前に一度確認しておく価値はあると思います。
自分も最初からもう少しちゃんと確認しておけば良かったです(笑)。
結論|食材より、調味料を持ってこよう
ムンバイで実際に自炊を始めてみて分かったのは、
思っていたより日本食は作れる
ということでした。
基本的な食材は比較的簡単に手に入ります。
一方で、日本と同じ味を作ろうとすると、調味料が足りません。
これからムンバイへ赴任する自分に何か一つ伝えるなら、
「もう少し自炊を想定して、調味料を持ってこい!」
です(笑)。
だしの素。
粉末味噌汁。
鍋の素。
そして、
めんつゆ。
味噌。
焼肉のタレ。
こうしたものがあるだけで、海外生活の食事はかなり楽になります。
ムンバイの自炊環境は、今のところ70点。
でも、日本から注文した食品が届けば、
80点、90点まで上がるかもしれません(笑)。
海外赴任では、仕事や住居、ビザなど大きな準備に目が行きがちです。
でも実際に毎日生活してみると、
「今日何を食べるか」
もかなり大事です。
自分の場合は、自炊ができるようになったことで、ムンバイ生活がかなり楽になりました。
Aki


コメント