みなさん、こんにちは。Akiです。
インド・ムンバイへ赴任して、最初に苦労したことの一つがスマートフォンの通信環境でした。
会社からJioのSIMを支給してもらう予定だったため、赴任前は、
「インドに到着すれば、数日で普通にスマホを使えるだろう」
くらいに考えていました。
ところが、実際にはJioが使えるようになるまで約2週間。
その間は、日本で契約しておいた海外用eSIMを使って乗り切ることになりました。
しかも、実際に一番困ったのは「インターネットが使えないこと」ではありません。
インドの電話番号でSMSのOTP(ワンタイムパスワード)を受け取れないことでした。
カフェの無料Wi-Fi、Zomato、Urban Company、さらにはFRROの申請まで、インドでは想像以上にさまざまな場面でOTP認証を求められます。
この記事では、
- 日本で準備したeSIM
- Jioが約2週間使えなかった理由
- データ通信専用eSIMでできたこと・できなかったこと
- OTPが受け取れず実際に困ったこと
- 物理SIMからeSIMへ変更した流れ
- 日本の電話番号を出国前に休止して後悔したこと
など、インド赴任で実際に経験したSIMトラブルを時系列でまとめます。
これからインドや海外へ赴任する方の参考になれば嬉しいです。
インド赴任前に実際に準備したことや、SIM以外の持ち物・手続きについては、「海外赴任前にやることリスト|インド赴任で実際に準備したこと」で詳しくまとめています。
SIMトラブルは赴任直後に困ったことの中でも、自分の中では1位でした。SIM以外にも英語、住居、銀行口座、食事などさまざまな問題が重なった最初の1か月について、「インド駐在で困ったこと10選|ムンバイ赴任1か月のリアル」でまとめています。
赴任前からJioのOTPを受信できなかった
インド赴任後は、会社から支給されるJioのSIMを利用する予定でした。
ただ、実は日本にいる時点ですでに少し不安がありました。
Jioのアプリを利用するためにOTPを受信しようとしても、日本ではSMSが届かなかったからです。
そのため、
「インドへ行っても使えなかったらどうしよう」
という心配はありました。
とはいえ、インドへ到着すれば現地の人事にも確認できますし、数日程度で解決するだろうと思っていました。
まさか約2週間も使えないとは、この時は思っていませんでした(笑)。
現地の電話番号が使えるようになっても、インドの銀行口座がすぐに開設できるわけではありません。自分は赴任約1か月時点でもUPIを使えず、現金と日本のクレジットカードで生活しています。実際の支払い事情については、「インド赴任の支払い事情|UPIが使えない赴任直後は現金と日本のクレカで生活」で詳しく紹介しています。
念のためtrifaのeSIMを準備
そこで、インドへ出発する前に念のため用意したのが、海外用eSIMの**trifa(トリファ)**です。
契約したのは、まず3日間のデータ無制限プラン。
会社支給のJioがすぐに使えるようになる前提だったため、
「3日あれば十分だろう」
と考えていました。
この判断は半分正解で、半分失敗でした(笑)。
3日間では全く足りませんでしたが、事前にeSIMそのものを準備していたことには本当に助けられました。
デリー到着時点でJioが使えないことが判明
日本からインドへ移動し、まず到着したのが乗り継ぎのデリーです。
そこでJioのOTPを確認してみましたが、やはり受信できませんでした。
つまり、
「インドに入れば自動的に使える」というわけではなかった
ということです。
この時に、
「trifaを契約しておいて本当に良かった……」
と思いました。
trifaはデータ通信専用なのでインドの電話番号はありませんが、インターネットには接続できます。
そのため、Jioが使えなくても、UberやGoogle Maps、WhatsAppなどを利用するための通信環境は確保できました。
知らない国へ到着した直後にスマートフォンの通信手段が全くない状態を避けられたという意味では、3日間だけでもeSIMを準備しておいたのは正解だったと思います。
ただし、この時はまだ、
「数日あればJioも復旧するだろう」
と思っていました。
実際には、ここから約2週間のSIMトラブルが始まります(笑)。
3日では解決せず、30日10GBのeSIMを追加購入
インドへ到着した当初は、
「Jioも数日あれば使えるようになるだろう」
と思っていました。
しかし、現地の人事に確認していくと、問題は単純な設定ミスではありませんでした。
原因はSIMと従業員番号の紐付けだった
今回自分が利用する予定だったJioのSIMは、前任者が使っていたものを引き継ぐ形でした。
ところが、そのSIMに紐づいていた前任者の従業員番号がすでに失効しており、それが原因で利用できない状態になっていました。
さらに、現地の人事も当初はその状況を把握していなかったようです。
そのため、
「いつになったら使えるのか分からない」
という状態になってしまいました。
海外赴任直後はただでさえ分からないことが多いので、通信環境まで先が見えないのはなかなか不安でした。
3日間のeSIMでは当然足りなかった
日本で契約していたtrifaは、3日間のデータ無制限プランです。
「Jioが使えるまでのつなぎ」として用意していたので、長期間使うことは想定していませんでした。
しかし3日経ってもJioは復旧しません。
そこで、追加で30日間・10GBのeSIMプランを購入しました。
最初の3日間無制限プランと合わせて、費用は約8,000円。
予定外の出費ではありましたが、スマートフォンが使えない方が困るので必要経費だと思って購入しました。
いつ復旧するか分からないので10GBを節約
30日間使えるようになったとはいえ、データ容量は10GBです。
しかも、この時点ではJioがいつ復旧するのか分かりません。
そのため、
「この10GBをできるだけ長く持たせなければ」
と思いながら生活していました。
ホテルや職場ではWi-Fiを使い、外出中もなるべく無駄な通信をしないようにしていました。
Google MapsやUberなど必要なものには使いますが、動画などデータ通信量が多くなりそうなものはできるだけWi-Fi環境で利用するようにしました。
結果的には約2週間でJioを使えるようになりましたが、当時はいつ解決するか分からなかったため、データ残量を気にしながらスマートフォンを使っていました。
eSIMがあったから最低限の生活はできた
それでも、trifaのeSIMを持っていたことで、かなり助けられました。
データ通信ができたので、
- Google Maps
- Uber
- ChatGPT
などは利用できます。
職場やホテルにもWi-Fiがあったため、インターネットそのものに全く接続できない状況にはなりませんでした。
そのため最初は、
「eSIMがあるから、Jioがなくても意外と何とかなるな」
と思っていました。
しかし、実際に生活を始めると、データ通信だけでは解決できない問題が出てきます。
それが、今回一番困ったSMSによるOTP認証でした。
インド生活ではUberやGoogle Maps、WhatsAppなどにもかなり助けられています。実際に使っているサービスについては、「インド生活で便利なアプリ7選|ムンバイ駐在員が実際に使っているサービス」でまとめています。
一番困ったのは「ネット」ではなくOTPだった
海外でSIMが使えないと聞くと、
「インターネットにつながらなくて困る」
というイメージが一番強いと思います。
自分も赴任前はそう思っていました。
しかし、実際にインドで生活して分かったのは、データ通信ができることと、SMSを受信できることは全く別だということです。
trifaのeSIMがあったため、インターネットには接続できました。
それでも、インドの電話番号でSMSを受信できないことで、想像以上に色々なサービスが使えませんでした。
データ通信専用eSIMではOTPを受け取れない
今回利用したtrifaのeSIMはデータ通信専用です。
そのため、
- Google Maps
- Uber
- ChatGPT
など、インターネットだけで利用できるサービスは問題なく使えました。
一方で、インドの携帯電話番号は付与されません。
そのため、SMSで送られてくるOTP(ワンタイムパスワード)を受け取ることができませんでした。
これが想像以上に不便でした。
カフェの無料Wi-FiですらOTPが必要
驚いたのが、カフェの無料Wi-Fiです。
Wi-Fiがあるなら、モバイルデータ通信量を節約できると思います。
ところが、利用しようとすると、
電話番号を入力
↓
SMSでOTPを受信
↓
OTPを入力
↓
Wi-Fiへ接続
という認証が必要なことがありました。
つまり、
「データ容量を節約するためにWi-Fiを使いたいのに、そのWi-Fiを使うためにSMSを受信できる電話番号が必要」
という状態です(笑)。
10GBをできるだけ節約したかった自分にとって、これは地味に困りました。
ZomatoやUrban Companyも登録できない
OTPが受け取れないことで、インドのアプリにも影響がありました。
自分の場合は、
ZomatoやUrban Company
などを利用しようとした際にも、インドの電話番号によるOTP認証が必要になりました。
そのためJioが復旧するまでは、登録や利用ができないサービスもありました。
データ通信自体はできるのでアプリをダウンロードすることはできます。
それなのに、最後のOTP認証を突破できず使えない。
この時に、
「ネットにつながっているだけではダメなんだ」
と実感しました。
FRRO申請でもOTPが必要だった
さらに困ったのが、インド到着後に必要になったFRROの申請です。
こちらでも電話番号を使ったOTP認証が必要になりました。
しかし、自分のJioはまだ使えません。
最終的には、現地の人事担当者の電話番号を一時的に使わせてもらい、OTPを受け取って登録しました。
人事のサポートがあったので何とかなりましたが、一人では進められない状態でした。
赴任直後は行政手続きも多いため、このタイミングで電話番号を使えないことはかなり不便です。
海外生活では「SMSを受け取れること」が想像以上に重要
この経験から感じたのは、
海外生活では、データ容量以上に「SMSを受け取れる電話番号」が重要
ということです。
データ通信量が少なければ、ホテルや職場のWi-Fiを使って節約できます。
必要であれば追加のデータeSIMを購入することもできます。
しかし、SMSでしか送られてこないOTPは、データ通信だけではどうにもなりません。
海外赴任前は、
「とりあえずネットにつながれば大丈夫」
と思っていました。
実際には、
「ネットにつながる」
と
「現地の電話番号でSMSを受け取れる」
は別々に考える必要がありました。
そして自分の場合、さらに問題だったのが、日本の電話番号まで出国前日に止めてしまっていたことです(笑)。
日本の携帯を出国前日に休止して後悔したこと
Jioが使えなかったことに加えて、もう一つ通信環境で失敗したと思っていることがあります。
それが、日本で使っていた携帯電話を出国前日に休止したことです。
私は日本ではKDDIの回線を使っていました。
海外赴任中に日本の携帯料金を毎月払うのはもったいないと思い、出国前日に休止手続きをしました。
当時は、
「インドではJioを使うし、日本の番号はしばらく必要ないだろう」
と考えていました。
しかし、実際にはそう簡単ではありませんでした。
日本の携帯電話を一時休止した結果、SMS認証やキャリアメールでも困ることになりました。海外赴任中に日本の電話番号をどうするべきか、実際にauを休止して感じたことは、「海外赴任で日本の携帯電話はどうする?auを休止して後悔した実体験」で詳しくまとめています。
日本を出る前からSMSが使えず困った
最初に困ったのは、実はまだ日本にいる時です(笑)。
出国前日に回線を休止したため、翌日空港へ行った時には、すでに日本のSMSを受信できない状態になっていました。
ANAの国際線ラウンジでは、うどんなどの注文にSMS認証を使う仕組みがありました。
ところが、電話番号を休止しているのでSMSを受け取れません。
そのため、インドへ出発する前からSMS認証で困ることになりました(笑)。
今考えると、この時点で嫌な予感はしていました。
日本のSMSもインドのSMSも受信できない状態に
そしてインドへ到着すると、今度は会社支給予定だったJioも使えません。
結果として一時的に、
日本の電話番号 → SMS受信できない
インドのJio → SMS受信できない
trifaのeSIM → データ通信はできる
という状態になりました。
インターネットには接続できるのに、SMS認証だけができません。
この状態は、想像していた以上に不便でした。
銀行や証券口座のSMS認証でも困った
日本の電話番号を止めて特に困ったのが、銀行や証券関係のSMS認証です。
最近はセキュリティのため、ログインや各種手続きでSMS認証を求められるサービスもあります。
しかし、日本の電話番号を休止しているためOTPを受信できません。
海外へ行ったからといって、日本の金融サービスを一切使わなくなるわけではありません。
そのため、
「日本の電話番号って、海外に来てからも意外と必要なんだな」
と実感しました。
キャリアメールを使えなくなったのも地味に痛かった
さらに困ったのが、キャリアメールです。
自分の場合、長年さまざまなサービスの登録先としてキャリアメールを使っていました。
携帯電話を休止すると、そのメールアドレスも使えなくなりました。
その結果、
「このサービスもキャリアメールで登録していた」
と後から気づくことが何度もありました。
海外赴任前はSIMや電話番号に意識が向きがちですが、登録しているメールアドレスの変更も重要だと思います。
今なら、出国前にできるだけGmailなど、海外でも継続して使えるメールアドレスへ変更しておきます。
今なら現地SIMが安定するまで日本の番号を残す
今もう一度同じ状況で海外赴任するなら、出国前日に日本の電話番号を休止することはしないと思います。
少なくとも、
現地SIMが問題なく使えることを確認するまで
は日本の回線を維持します。
自分の場合なら、状況によっては次の一時帰国まで残しておくという判断をしたかもしれません。
毎月の維持費はかかりますが、
日本のSMS認証が必要になった時に使える安心感
を考えると、その方が良かったと思います。
海外赴任前は固定費を減らすために、日本の契約をできるだけ整理したくなります。
自分もそう考えていました。
ただ、携帯電話については、「早く止めればいい」というものではなかったというのが今回の反省点です。
そして、Jioが使えない状態はその後も続き、実際に利用できるようになったのはインドへ到着してから約2週間後でした。
約2週間後、ようやくJioが復旧
インドへ到着してから約2週間。
前任者の従業員番号との紐付け問題が解消され、ようやくJioのSIMを使えるようになりました。
会社から新しいSIMを受け取ったわけではなく、前任者が使用していたJioの物理SIMを再設定してもらう形でした。
ただ、ここでも一つ問題がありました。
自分が現在使っているiPhoneはeSIMのみで、物理SIMをそのまま挿すことができません。
古いiPhoneを持ってきていて助かった
そこで役に立ったのが、日本から持ってきていた古いiPhoneです。
こちらは物理SIMに対応しているため、まずJioの物理SIMを古いiPhoneへ挿しました。
日本にいる間に端末のアップデートなども済ませていたので、SIMを入れると無事に通信でき、待ちに待ったSMSのOTPも受信できました。
この時はかなり安心しました(笑)。
もし物理SIM対応の古いiPhoneを持ってきていなかったら、自分だけで対応するのはもっと大変だったと思います。
今回のトラブルでは、物理SIMを利用できる古いiPhoneを日本から持ってきていたことにも助けられました。スマートフォン以外も含め、実際にインドへ持ってきて役立ったものは、「インド赴任の持ち物|実際に持ってきて良かったもの・いらなかったもの」で紹介しています。
物理SIMからeSIMへ自分で変更
次に行ったのが、Jioの物理SIMをeSIMへ変更する手続きです。
古いiPhoneでJioのSIMを使える状態にしてOTPを受信し、Jioのアプリへログイン。
そこからeSIMへの変更手続きを進めました。
手続き自体は数十分程度で完了しました。
英語の案内など分からない部分はChatGPTにも確認しながら進めましたが、最終的には現地スタッフに頼らず、自分でeSIMへ変更することができました。
eSIM化したら、さらに24時間OTPが受信できなかった
これでようやく終了……
と思ったのですが、もう一つありました(笑)。
eSIMへの変更後、自分の場合は約24時間OTPを受信できない状態になりました。
せっかく2週間待ってJioが復旧したのに、
「またOTP使えないの!?」
という感じです(笑)。
ただ、今回は原因が分からず待ち続けていた最初の2週間とは違い、時間が経てば使えるようになる見込みがありました。
実際、その後はOTPも受信できるようになりました。
※eSIM変更後のSMS・OTPの利用状況については、契約内容や手続き方法などによって異なる可能性があります。ここでは自分が実際に経験したケースとして紹介しています。
現在はiPhoneで問題なく使えている
eSIMへの変更が完了してからは、現在のiPhoneで、
通話・SMS・データ通信
ともに問題なく利用できています。
通信費は会社負担で、データ通信についても容量を気にせず利用できるプランです。
それまで10GBのeSIMを、
「あと何GB残っているかな……」
と気にしながら使っていたので、Jioが完全に使えるようになった時は、
「やっとデータ容量を気にしなくていい!」
という開放感がありました(笑)。
通信環境が整ったことで、ようやくインドでの生活が一段落したように感じました。
eSIM専用iPhoneを使う人が注意したいこと
今回の経験で、もう一つ事前に確認しておいた方がいいと感じたのが、自分のスマートフォンが物理SIMに対応しているかどうかです。
自分の場合、普段使っているiPhoneはeSIMのみ対応の端末です。
一方、会社から引き継いだJioは物理SIMでした。
そのため、そのままではメインのiPhoneでJioを使うことができませんでした。
古い物理SIM対応iPhoneが役に立った
結果的に助かったのが、日本から持ってきていた古いiPhoneです。
古いiPhoneにJioの物理SIMを挿してSMSのOTPを受信。
JioのアプリへログインしてeSIMへの変更手続きを行い、その後メインのiPhoneで使えるようにしました。
つまり今回は、
Jioの物理SIM
↓
古いiPhoneへ挿す
↓
OTPを受信してJioアプリへログイン
↓
eSIMへの変更手続き
↓
メインのiPhoneで使用
という少し遠回りな方法になりました。
たまたま古いiPhoneを持ってきていたので自分だけで対応できましたが、もし持っていなければ、現地の同僚などに助けてもらう必要があったと思います。
赴任前に「物理SIMかeSIMか」を確認しておく
海外赴任の場合、会社から現地SIMを支給してもらえるケースもあると思います。
ただ、
「SIMを用意してもらえるから大丈夫」
だけではなく、
そのSIMが物理SIMなのかeSIMなのか
まで確認しておくと安心です。
特にeSIM専用端末を利用している場合、現地へ行って物理SIMを渡されても、そのままでは利用できない可能性があります。
自分のように一度別の端末で物理SIMを利用し、そこからeSIMへ変更する必要が出てくるかもしれません。
自分なら赴任前にここまで確認する
今回の経験を踏まえると、今なら赴任前に会社や現地人事へ、
「日本ではJioのOTPを受信できないのですが、インドへ到着したら問題なく利用できますか?」
という確認はしておくと思います。
さらにeSIM専用端末を使っているのであれば、
「支給されるSIMは物理SIMですか?eSIMですか?」
という点も確認しておいた方が安心です。
海外赴任では、スマートフォンが使えないだけで生活の難易度が一気に上がります。
Uber、Google Maps、WhatsApp、各種OTP認証など、インドで生活を始めてみるとスマートフォンに依存していることが本当に多いです。
だからこそ、
「現地へ行けば何とかなるだろう」
ではなく、出国前に少し確認しておくだけでも、赴任直後のトラブルをかなり減らせると思います。
インド赴任のSIMトラブルで分かった5つのこと
今回のSIMトラブルは、最終的には約2週間で解決しました。
振り返れば笑い話ですが、インドへ到着したばかりの時は、いつJioが使えるようになるのかも分からず、かなり不安でした。
今回の経験から、これから海外赴任するなら特に意識したいと思ったことを5つにまとめます。
① 現地SIMが使えるまで日本の電話番号を残しておく
自分が一番後悔したのは、出国前日に日本の携帯電話を休止したことです。
現地SIMがすぐに使えると思っていたため、日本の番号は必要ないと考えていました。
しかし実際にはJioが約2週間使えず、一時的に、
日本のSMSも受信できない。
インドのSMSも受信できない。
データ通信だけはできる。
という状態になりました。
今なら、少なくとも現地SIMが問題なく使えることを確認するまでは、日本の電話番号を維持すると思います。
場合によっては、次の一時帰国まで残しておくという選択も考えます。
② 現地SIMに不安があるなら長めのeSIMを準備する
今回、日本からtrifaのeSIMを準備していたこと自体は大正解でした。
もしeSIMもなければ、デリーへ到着した時点から通信手段にかなり困っていたと思います。
失敗だったのは、
「3日あれば十分だろう」
と考えていたことです(笑)。
自分のように、出国前から現地SIMが正常に使えるか分からない場合は、もう少し長期間使えるプランを準備しておいた方が安心です。
ただし、必要な期間は赴任先や会社の手配状況によって異なると思います。
③ 「データ通信」と「SMS・OTP」は分けて考える
今回、一番勉強になったのがこれです。
データ通信専用eSIMがあれば、
- Google Maps
- Uber
- ChatGPT
などは利用できます。
しかし、SMSを受信できる電話番号がなければ、OTP認証が必要なサービスを使えない場合があります。
インドではアプリだけではなく、カフェの無料Wi-Fiや行政手続きでもOTPを求められることがありました。
そのため、eSIMを購入する時には、
「データ通信ができるか」だけではなく、「電話番号やSMS受信機能があるか」
も確認しておいた方がいいと思います。
④ eSIM専用端末なら、支給SIMの種類を確認する
自分の場合、メインで使っているiPhoneはeSIM専用でしたが、会社から引き継いだJioは物理SIMでした。
幸い、物理SIM対応の古いiPhoneを日本から持ってきていたため、
物理SIMを古いiPhoneで利用 → OTP受信 → Jioアプリへログイン → eSIMへ変更
という方法で対応できました。
eSIM専用端末を使っている人は、赴任前に会社へ、
「現地で支給されるSIMは物理SIMですか?eSIMですか?」
と確認しておくと安心です。
⑤ キャリアメールの登録先も整理しておく
日本の携帯電話を休止して困ったのは、SMSだけではありませんでした。
自分は長年、色々なサービスをキャリアメールで登録していました。
そのため、携帯電話を休止した後になって、
「これもキャリアメールで登録してた……」
と気づくことが何度もありました。
海外赴任前には、銀行・証券・クレジットカードなど重要なサービスを中心に、登録している電話番号とメールアドレスを一度確認しておくことをおすすめします。
自分なら今は、可能なものからGmailなど海外でも継続して利用できるメールアドレスへ変更しておきます。
一番重要だったのは「OTPを受け取れること」
海外赴任前の自分は、
「とりあえずインターネットにつながれば何とかなる」
と思っていました。
実際にインドで生活してみると、少し違いました。
データ容量が足りなければ、ホテルや職場のWi-Fiを利用できます。
外出先では通信量を節約することもできます。
しかし、SMSでしか受け取れないOTPは、データ通信だけではどうにもなりません。
だから今回の経験から、自分が海外赴任の通信環境で一番大切だと思ったのは、
「OTPを受け取れる電話番号を確保しておくこと」
です。
約2週間後、ようやくJioが完全に使えるようになり、データ容量もOTPも気にせずスマートフォンを使えるようになった時は、
「やっと普通に生活できる!」
という気持ちでした(笑)。
海外赴任では、出国前には想像していなかった小さなトラブルが色々と起こります。
今回の自分の失敗が、これからインドや海外へ赴任する方のSIM準備の参考になれば嬉しいです。
SIMトラブル以外にも、食事や住居、仕事など赴任直後には色々なことがありました。実際に1か月暮らして感じたことは、「インド赴任1か月|ムンバイで実際に暮らして感じたこと」にまとめています。
Aki


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